評論

   劇場版「ラブライブ!」〜創発の物語〜

概要 結論から述べよう。 「ラブライブ!」とは、極めてシンプルな企画要素から生まれ映画で創発的に完成した青春物語ではないだろうか。具体的には、TV版の間では少なくとも表層的には迷走することもあったテーマ、分断されていた要素が、映画版によって遡…

作品評論時に採用を迷う3つの要素

あなたは美術館で絵を鑑賞するときにタイトルを読むだろうか。 読んで作品への印象に影響を受けるとすれば、それはおかしくないだろうか? 作品はタイトルを除いて作品単体で評価すべきではないだろうか。 逆に、読まないとすれば、それもおかしくないだろう…

評論の楽しみ方

評論は、時に、敵意や警戒をもって見られることがある気がする。 その理由は、評論を「真実を暴くもの」と買い被ることにあるのではないだろうか。 もしそうであるならば、確かにその真実が自分と相いれないものであるときには脅威である。 しかし、そうであ…

映画と評論

8年ぶりにブログを立ち上げて見て、過去の文に眩暈がしました。 とても自分が書いたものとは思えない…。 恥書きついでに警句めいたものでも書いて流してみます。 いい映画とは、その映画を語る者に自分を語らせてしまう映画である。 いい評論家とは、自分に…